「桧舞台」という言葉。ご存知でしょうか?なぜ「桧」+「舞台」なのか疑問ですよね。
桧は江戸時代から高級な木材として扱われていました。
そのため舞台に使用できた桧は、歌舞伎や能など幕府公認の芸能の中でも、一流の劇場に限られていたといいます。つまり、「桧舞台に上がる」のは、一流として認められることを意味していたのです。
一流劇場の桧舞台。それは役者にとって、これ以上ないほど素晴らしい腕の見せ場だったのでしょう。それが転じて、「桧舞台」は「自分の腕前を試すのにふさわしい場所」という意味になり、今でも「全国大会という桧舞台に立つ」など晴れ舞台という意味を指すようになったようです。
桧は乾燥性が良く、狂いの少ない木材です。材質は柔らかく軽いですが、強度と耐朽性が高い優良材。もともと能舞台は屋外にあったので、桧のこうした特長ゆえに使われていて、舞台の材質として桧を超えるものはない、とまで言われています。
桧は日本の伝統文化の宝です。日常生活の言葉にも「桧」が根付いています。わたしたちは、桧を扱う宮大工として、桧に恥の無いように仕事を進めてまいります!
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三重県 桑名市 いなべ市 の宮大工集団 若松社寺
神社仏閣の質問、ご連絡は 0594-73-1996へ
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